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先日の日記の中でもご紹介しましたが、今年6月にNUSHISAでイベントをしてくださった日本料理店「風彩」が9月30日にオープンしました。NUSHISAクルーは一足早くお呼ばれし、美味しいお料理の数々をいただいてまいりました。中秋の名月と重なり、お月様の見える簡素なお部屋で、外からの気持ち良い秋風を感じながらゆっくり過ごした時間は甚だ幸せでした。
「風彩」は、鈴木氏が土と種からこだわり育てた野菜を、その日に採って調理をしてくれます。だからお品書きは畑と相談。
心のこもった野菜と料理をいただいて、皆様もぜひ元気をもらって下さい。

今回店作りは、鈴木氏自身の手作りによるところが多く、今年のあの猛暑のなか慣れない作業にもめげずに本当に一所懸命頑張っていたのを間近で見ていたものですから、心からおめでとうと言いたい。これからはゆっくり時間をかけてお店と畑を大事に育てていってくださいね。
ここには彼の夢がつまってるのだろうな~。

店主
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土間の玄関から。
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踏んじゃ悪いような美しさ。(この質感見えますかな?)
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創る和紙。きてますねー!!
いよいよ10月です!
冷たい風がふわと顔にあたると、
ワケもなく高揚してしまう、やっぱり北方民族のy です(笑)こんばんは。

先週、遅めの夏休みをいただいて
京都へ行ってまいりました!

以前このブログでも紹介しました
和紙漉き職人のハタノワタル&ユキ夫妻を訪ね、
非常にディープな綾部へ。何年かごしの計画をようやく果たすことができました。

和紙作家の家。
茅葺屋根の古民家だとは聞いていましたが、
あがってびっくり。壁も床!も和紙でした…。
家の内装となると、面積も大きいだけに
自分の気に入った「質感」を、と思ってもなかなか理想どおりにいかないのが現実ですが、流石、ここは完璧でした。

和紙を貼り合わせた跡がすでに抽象的な線として、また同じ和紙でもそれぞれの重なり具合によって微妙な表情で、思わずみとれる美しさでした。いつも視界に入る背景としての壁の色に、無意識に安心する不思議な感覚というか。古民家に珪藻土の壁、なんていうとかなり「味」のあるイメージですが、和紙の壁だと意外にすっきりクール。また違った空気感なんですね。

床は部屋毎に少しずつ違う色味の和紙が貼ってありましたが、足の裏にとっては未知の感覚?で裸足で歩くとえらく気持ちよかったです!和紙を「踏む」なんて普段まずないことだし、最初は「いいのかなー」と一抹の罪悪感?もありましたが。
水拭きも大丈夫な強度の和紙の床。いいなあ。綾部の黒谷和紙は日本一強いのだとか。リフォーム予定の方、、如何ですか?

ふだん過ごす場所がこんな素材に包まれていたら!
なんか贅沢ですね。

和紙が創る空間につづき、和紙張りのキャンバスに描かれたワタル氏の絵については是非次回・・・。

【 ワタルくんのブログ 】もおもしろいですよー。
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砂糖菓子のような淡い色合いに和みます~
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小皿はなにげに取り皿ぴったりサイズ
今日は雨降りですが、なんだかしっぽり落ち着いた
いい日です。

そんな中、庄司千晶さんが新作を届けてくれました!
彩づく磁器シリーズのカップと小皿たち。これからの季節、やわらかい色合いに和みそうです。

それにしても、庄司さんは本当におもしろい(失礼な言い方に聞こえたらスミマセン)!
大学時代に日本のやきもの史を片っ端から紐解いて、そこで生まれたありとあらゆるマニアックな興味を、サークルでひとつづつ実践・研究してきた話。そして庄司さん独自のやきもの史のとらえなおし方(新しい視点)についての話には、鳥肌のたつような興奮を覚えました。
例えばうつわにはいつごろから高台がつき始めたのか。その時代の生活様式なんかを合わせて調べてみると、なるほど~と納得する、ヒトのくらしの進化が垣間見えてきたり。既に存在するやきもの観をぶちこわすと頭の中でおもしろい遊びが始まります…!
いつの日からか(紀元前らしいです。)土を焼く人々が登場し、、少しづつ発展してきたやきものですが、もういい加減出尽くしたといわれつつあるフォルムや技法が、突然変異?する可能性は今この瞬間にも・・・なんてあてどもない想像にどきどきしながら酒盃を重ねた夜でした。
どれもこれも、申し分なく深く掘り下げられた知識というバックグラウンドと、膨大な資料を先入観なく解釈し積み重ねていく知性に裏づけされた「庄司先生の講話」(笑)。改めて庄司さんの非凡さとユニークさにどっぷりひたった楽しい時間でした♪うーん、アカデミック!

この独特な発想こそが「作家性」といわれるもののモトなんでしょうね。今後ますます突っ走っていただきたい!期待しておりますー。
(y)
【nushisa online shop 庄司千晶 】
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昨日、建築家の黒川紀章氏がお亡くなりになられた。享年73歳
なんか感慨深くって。。
まだ国際的に評価される日本人が少ない時代に、一線で活躍されてこられた方がまた一人逝った。最近ではそんな地位や名誉も気持ちいいくらい捨てたような、政治面での言動が世間の注目を浴びてきました。
以前より文化人として様々なメディア等で発言することは多く、昔の印象は今と違ってどうも「大先生」といった感じが強く好きになれなかったのですが、私も年を重ねて、よくよく黒川さんの言葉に耳を傾けてみると実に哲学的で、社会性を持った思想に妙に惹かれていきました。。
建築においても政治においてもいろいろと言う人はいるかもしれないが、少なくとも晩年の黒川さんは、間違いなく己の為でなく、社会や人の為に力強く生きていたと思う。それくらい突っ走りまくっていた。

「メタボリズム(新陳代謝)」 「共生」
建築家黒川紀章の作品には、常に根底に思想があった。
政治家として相応しかったかどうかは私にはわからないし周りが決めればいいが、「思想」を持った政治家 「黒川紀章」 は見てみたかった。

私が最後に肉声を聞いたのは、ニッポン放送の番組内でのテリー伊藤との対談だった。
とても現実味をおびた夢のある話だった。
残念でならない。。

ご冥福をお祈りいたします。

店主
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ワタル氏のアトリエにて。
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ビビットだけど日本的な美しい和紙のハガキ。封筒や箸袋も制作中!
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ワタル氏のもうひとつの顔はデザイナー。ただ今妊婦のユキさんもマイペースに?(でもつくるの早い)ワカバン制作中。。いい夫婦だなー。
こんばんは。
今年は早々と衣替えしましたが、着られる服がほとんどないことに気付いて大慌て中のy です。服も消耗品なんですねー。全部一緒にくたっているなんて・・・。参ったなあ(笑)。

さて、綾部の和紙作家・ハタノワタル氏の「絵」について、
先日のブログに引き続き、ご紹介してまいりますー!


ワタルさんが黒谷和紙に出会ったのは、はじめは絵を描くキャンバス(素材)として。 そして10年和紙を漉き続けてきましたが、ここ数年はまた絵の制作にも力を注がれているようです。
その中でも最近のテーマは「山」。

実際に綾部を訪ねて、折り重なるように山が続いている風景の中に身をおくと、自然と山を描きたくなる気持ちが分かるような気がしました。少し前には抽象的な作品が多かったので、はじめは新鮮な印象でしたが、澄んだ「気」を運んでくれるかのような作品たちは自分の生活空間に置きたい、と思わせてくれるあたたかみある世界です。

一見貼り絵ですか?と尋ねられることも多いシンプルな線。でも近くで見ると一点一点えのぐで描かれた風合いがまたいい感じなんです!小さい作品は、飾る場所を選ばないサイズも魅力ですね。あえて額装なしでひょいとかけたい。マンションの玄関スペースにもぴったり。プレゼントにも喜ばれそうです。

ただ今nushisa でも、小作品とお馴染みワカバンの展示を計画中!ですので、どうぞお楽しみに♪
いい展示ができるよう、わたくしもこれからボルテージあげてまいりますっ

さて、今日はそんなハタノ夫妻の作品を一足お先にご覧いただけるクラフト市【 工房からの風 】(市川市・ニッケコルトンプラザにて)のご案内も。
完全一点モノのワカバンは早いもの勝ちです~

ワカバンについてはさらにまた次回・・・ひっぱるなー(笑)。
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遠藤薫さんの粉引きのうつわも再入荷です!
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ごはんを美味しくいただくシリーズ。鉄釜、おひつ・・・。
連日日記を更新中・・・。今日もy です、、こんばんは。

今日はすっかりご報告遅くなりましたが、遠藤薫さんの粉引き作品再入荷のお知らせからです。

やわらかいカタチと、御本のピンク色があたたかい印象の遠藤さんの粉引きですが、今回はパスタ皿、菱形皿、飯碗とマグカップ、と定番中の定番が一堂に揃いました。パスタ皿は径が約23cm・わりと深めなので、シチュー系にもばっちりです。ポトフとか、具がごろごろしたスープってなんか幸せですよね。
スープといえば・・・札幌名物?「スープカリー」も美味しいんですよー。(最近はこの辺のスーパーでも見かけるようになったので機会あれば是非!)※話がそれますが、 粉引きのうつわでカレー→ご使用前に米のとぎ汁などで煮沸して目止めしてくださいねー。貫入から汚れが入りやすいのです。 

遠藤さんのおおらかな粉引きのうつわが並ぶと、店内がなんとなく明るくなったように感じます。ご家庭でもきっと和みの食卓を演出してくれることでしょう♪

そして、秋の到来とともにお店にやってきた土鍋たちもご紹介。
普通の土鍋たちに加えて今回は、ご飯を炊くための鍋・鉄釜もあります。土鍋でごはんを炊くのは難しいとか面倒そうなイメージがありますが、最近の土鍋はスゴイのです。火力調節一切なし!はじめちょろちょろ・・・とか考えなくていいんです。わたしもときどき土鍋でごはんを焚きますが(とくに新米シーズン)やっぱり味が全然違います!さめても美味しいってやつです。土鍋で炊いたごはんだとコドモたちももりもり食べる、なんて話もよく聞きますしねー。

ご興味ある方、お店で是非お声をおかけください。
美味しい新米が、更に一段グレードアップすること間違いなしです。実りの秋、いい季節です♪
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地釉筒描飯碗・地釉筒描カップ・地釉筒描ワインカップ
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こちらは関係ないけど柴又帝釈天の参道。提灯がきれいだったから
いつしか秋も本番となり、まわりには風邪ひきが多くいますが皆さんは大丈夫ですか。こんにちは店主です。
9月から10月にかけてやたらせわしく働いておりましたが、先日笠原良子さんの個展に行ってまいりました。笠原さんはご存知NUSHISAでも取り扱いさせていただいている作り手の方で、これまでグループ展の参加はあったもの、個展は今回がはじめてのようです。
銀座松屋のアートスポットに、簡素でいて緊張感ある笠原さんの作品が並ぶ姿は美しかった。益子の伝統と風土をふまえた女性らしい笠原さんの焼き物は、今の生活に寄り添った、今の生活の中で使ってみたいと思わせてくれる現代の「民藝」であると思います。写真の右上はワインカップ。好奇心旺盛な私はこれでコーヒーを飲んでみたい。シンプルな空間でアフタヌーンティーに。優雅だと思うんだけどな~。
初個展、本当におめでとうございます!

【 笠原良子作陶展:松屋銀座7階 アートスポット 】
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思わず「おお~」とうなってしまう美しさでしたが
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10分足らずですっかり違う空になってしまった。    …女心と秋の空とか言いますが(笑)。
大のご常連、kさんに今日は雲がきれいだと教えていただき早速お店の外に出てみると・・・
すっかり秋の空でした!

撮影はkさん。
気付かなかったらそのまま何事もなかったように暗くなっちゃってたんでしょうね(笑)。

それにしても、随分久しぶりに空をゆっくり眺めたような気がします。
妙にしみぢみ。でも空が高くて気持ちがよかったです。

教えてくださったkさん改めてありがとうございました~ (y)
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今回もまたいい場所にありました~ハタノ家テント。
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新登場!油紙のワカバンも・・・。
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ワタルくんの絵とデザイン「くにうみまつり」のパンフレット(お店にも何枚かあります)
毎回ご報告がオシ気味ですが・・・
先週市川で開催された「工房からの風」というクラフト市に行ってまいりました!

みなさまお馴染みの和紙作家、ハタノワタル&ユキ夫妻も京都から出店。
今回こそは自分のワカバンも・・・(笑)と早朝からいそいそ出掛けたのですが、お天気にも恵まれいいモノ探し?にはまさにベストコンディションでした。 何より出店されている作家さんのクオリティーの高さが想像以上でびっくり!到着してすぐに興奮状態に陥ってしまいました。 会場を何回もぐるぐる回って、ちょっとハタノ家テントで休んで、またぐるぐる。こ、これは・・・!という作家さんとのよい出会いにも恵まれました!こちらも近々ご紹介させていただきますので、どうぞお楽しみに♪

さて、あの「ワカバン」も更なる進歩を遂げておりました。「油紙」という更に強度のある、そして風合いも新しい素材でつくられたシリーズが新登場!
色合いもカタチもなんとなくやさしい雰囲気で、洗練されてきた感じです。ホントにいくつもほしくなっちゃいます。

そしていよいよ!
11月半ばころより、nushisa にて 「ワカバン展」 開催のはこびとなりました~!!

(詳細決まり次第またお知らせいたします)

今回はワタル氏の絵も何点かご紹介します。
ビビットな岩絵具の色が美しい黒谷和紙のハガキもずらりと並びますよー。今年お世話になったあの方への年賀状に如何ですか?おお何だこのハガキは。と趣味のある友人を驚かせること間違いないです。そういえば、毎年ハタノ家からいただく年賀状はもちろんワタル氏の和紙なんですが、カッコイイデザインと相まって驚きの存在感を醸してます。方々で「我が家の年賀状大賞」?を受賞してるらしいです!黒谷和紙+おいらのデザイン、って(勝手に、笑)コラボってみるのも楽しそう。

そして最後に「くにうみまつり」のご紹介です。
「共生、共存!!響き合ういのち」をテーマに、食・農・環境の知恵を学び合おう、という参加型のイベント。今回は綾部にて開催です。「六ヶ所村ラプソディー」の上演や講演、ライブなどを予定しています。わたしもスタッフとして参加させていただく予定ですっ

日々のくらしについての理想と現実のギャップ・・・(主義、の意ですが)。これを埋めるためにこういうイベントへ行くのかなあ。何事もはじめはイメージですからね。。(y)

ご興味ある方は→【くにうみまつり】
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木箱もいい仕事してます。梱包材にはワラが。
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2トンロングアルミバン。これに一杯に。
宇都宮までいき塗りもの(漆器)を大量に仕入れてきました。
現在作られているものや骨董品ではなく、約40年前に作られて以降
一度も使われず倉庫の中に眠っていたデッドストックです。
見た目は新品同様で状態も良いものばかり。

当時宇都宮で老舗の漆器店を営んでいた知人が店を閉めたあと
誰にも譲らず蔵の中で大事に保管していたものです。
今日から少しずつ荷解きをしていますが出るわ出るわお宝が。。
商品につく当時の値札を見るだけでも、いかに高級品を扱う店だったかがうかがえる。
良質な材料と腕のいい職人からできた漆器の数々はどれも良いものばかりです。
自社で製造したものが多く、会津、輪島、津軽のものも中には。

店のあった宇都宮は干瓢(かんぴょう)の産地で
干瓢の皮を使った盆や鉢、皿、茶托、箱、お重のめずらしい漆器もオリジナルで製造していました。
今はどこも作ってない貴重品でカタチも大変ユニークです。

使われることを望み、40年間眠り続けた塗りもの
近々晴れの舞台を用意したいと思う。

年末には「昭和の漆器展」と題して展示会を予定。

店主