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湯呑「 三葉 」
個展のはじまる前から、
店内が黄色に染まるのが楽しみでした。

日増しに寒さも加わり、
色ずく花もさみしい霜月のこの時期に、
工藤さんのうつわは、私たちの心の中に
黄色い花を咲かせてくれます。

一度見るときっと忘れられない
『黄色いうつわ』

12日(日)までやってます。
明日写真アップしますね。
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左から黄粉引湯呑、黄粉引マグカップ、黄粉引コーヒーカップ
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黄粉引土瓶
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上から黄粉引飯碗、黄粉引豆方口、黄粉引カヌー鉢
紅葉みごろのこのごろ、
NUSHISAでは黄色いうつわが
美しく色づいています。

日常の中で、毎日使いたいと思ううつわは
どんなうつわですか?
あきのこないうつわとは
どんなうつわですか?

私の場合当り前のことですが、どんな料理を
のせても、それを包み込むうつわがおいしく
見せてくれたり、逆にうつわを眺めることで
中に盛る料理をイメージさせてくれたり、
使い手の想像力を膨らませてくれたり、、
そんなうつわが私の使いたいと思ううつわで
す。使い手に寄り添った、対話のできるうつ
わとでもいいましょうか。
そこで、やっぱり人の手が加わった温かい感
触のものがほしくなるんですね。
人工的に作られた素材や料理はやはり魅力を
感じません。人の気持ちが注ぎ込められた
丁寧な料理には、同じようにひとつ一つ楽し
く丁寧に作られたうつわをあしらえたいと思
っています。
日本の場合、
うつわを手に持って食事をいただいたり、
直接唇をつけて飲み物を飲んだりなど、
「触れる」という習慣が非常に多い。これは
他の国には見られない、日本が誇る豊かな習
慣です。(これによって触感が発達したとも
言われています)
ですから私たちは手作業で作られたうつわを
使うとき、知らないうちに作り手ひとり一人
と握手をしてるんです。

今回展示をされてる工藤さんのうつわはつい
触りたい!と思ってしまうたたずまい。毎日
触って使ってみたくなるうつわです。太陽を
たくさん浴びて育った元気な食材が、なんだ
かあざやかに見えてきます。
北海道の大地をしっかりと踏みしめ、自然の
恵みを意識して作られた黄色いうつわ。2億
年の永い長い年月を経て、今うつわとなり生
まれ変わったロマンチックな
『黄色いうつわ』を
ぜひお触りください。

握手もお忘れなく。

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大地の力シリーズ、「三季の面」「火焔」「ほのお」「三葉」「樹気」
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こちらは最近取りくんでる白いうつわ
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黄粉引台皿
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黄粉引長方皿
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黄粉引浅平鉢と店内1
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店内2
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物色中の山夫妻。
私は店で(兼家ですが)、
珈琲を少なくても一日2杯は飲みます。
多いときは5杯のときも。

仕事がひと区切りした時や
むしろさせたい時、
思考回路を切り替えたい時や、
次のスタートをきる前の時、
口を半開きして、誰かに指摘されるまで
気付かないくらいリラックスしてる時や、
ちょっとイライラした時、
疲れを癒したい時や休憩する時、、、

いつも大体そんなとき、私は珈琲をいただき
ます。珈琲を飲むとニュートラルな自分にな
れるんです。
だからと言って、ただ飲めばいいってもんじ
ゃありません。豆を挽き、フィルターの上か
らお湯をゆるりと注ぐ。すると
「ふふぁ~」と立ちこめる大人の香りが。。
抽出された液が「ぽぽっ」と落ちるスローな
光景が。。
あれだけで気持ちが穏やかになるんです。
見惚れてしまい、つい淹れ過ぎって事も。。
珈琲を淹れる何分かは無心になれます。
味も当然ですが、やはり飲むまでの一連の動
作というのも、おいしくいただいたり、
リラックスできる大事な要素のひとつのよう
に思います。
だから缶珈琲じゃだめなんです。
ちょっとでいいから、時間を珈琲にあずけて
みる。
ちょっとでいいから、珈琲と向き合い、腰を
据えて飲んでみる。
これはお茶をいれる時にも食事をとるときに
も言えることかもしれません。

そんなときオススメしたいのが、
山さんによる「YAMA COFFEE」。
味も空気感もとてもスロー。
 
 「ゆっくりとおいしい珈琲を飲みたい!」
 「出張願いたい!」
 「本当のあたいを取り戻したい!」

という方。ぜひ駆け込んでみてください?。

YAMA COFFEEさんのHP
 (Click!) 

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なんとおもむきのあることでしょう
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しかもこれから髪切りに行くっていう時に
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最初に現場をとらえてのはこの位置です
午後になって思いついたかのように
「 髪が切りたい 。」となり、
『あとはまかせた!!』とオカンに告げて、
強行突破で店をあとにしました。

いつも行く美容院は、川を隔てた隣町野田市
という所にあります。昔ながらの民家が並ぶ
、私お気に入りの河川敷ルートを車で走らせ
、気持ちはすでに髪を切ることにしか向いて
いなかったそのとき、目を奪われるような光
景が飛び込んできました。
手入れされた庭のある一軒家がポツンと見え
てきて、その庭で何か二人の老人が散髪をし
ている。
しかもちょうどこっちを向いてる。
一人のおじいちゃんがマント?みたいなのを
かけパイプ椅子に座り、もう片方のおじいち
ゃんがシャンプーをしてあげてる。
ちなみに座ってるおじいちゃんの髪はかすか
しかない。。家はちょっと高台。。

『タダゴトじゃない』

あまりの非現実的かつ神秘的な強いエネルギ
ーを感じざるを得ないこの光景に、いてもた
っても居られなくなった私は、さきに車を止
めてデジカメ片手に約1年ぶりの本気ダッシ
ュ。モモもしっかり上がり腕も振れてた。
「おれまだ走れる!」意外な発見も感じつつ
、隠れるように観察する名探偵店主。
二人はこっちに気付いてない。
しかもちょっと木陰越しに見える二人の姿の
なんとまあ風流なこと。
『あっ自分も髪切りにいくとこだったんだ』
とフシギなご縁も感じつつ、ひたすら画質を
上げてシャッターをきりました。
山水に匹敵するの日本の情景。
その後車に戻ろうとすると、今度は横からの
アングルのビッグチャンス。こんなチャンス
滅多ないと思いましたが、さすがにこの至近
距離では絶対に気付かれる。。
迷った挙げ句、
『すみません。。自分散髪しに月に一度、こ
 の道通るんですけど、お二人の姿がなんと
 も絵になっていたので、ちょっと写真とら
 せていただいてもよろしいですか?』
 と私。
『なんだよ~。モデルが悪くねえか~。それ
 にしても兄ちゃんよ~、名前くらい書いて
 けよ~』
 と椅子のおじいちゃん。
やっぱり今物騒ですからね。名刺を渡し、き
ちんと失礼のないようにしてきました。
きっと切ってるおじいちゃんは昔散髪屋だっ
たのでしょう。娘さんも散髪屋をやっている
とおっしゃっていました。
お二人とも人生を満喫されてるご様子で、
やさしい先輩方でした。

名刺にHPのアドレス書いてあったから、
見られるかもしれないな。
もしご覧になってたら、
勝手に載せてすみません!!
今度現像してもっていきますね!
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サイドにまわり
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自分の名刺をご覧になっている様子。一度ここで切っていただきたい.
今日ここまでの経緯をお話ししたら、

『何かの御縁ですな』

とおっしゃってくれました。

二人のカリスマと遭遇した
奇跡の1日でした。